エアコンをつけっぱなしにしていませんか?
冬の在宅ワーク、こんな状況になっていないでしょうか。
- 「一日中エアコンをつけっぱなしで、請求書を見るのが怖い」
- 「足元だけいつも冷えて、夕方になると集中力が切れる」
- 「電気ストーブは火事が怖くて、なんとなく手を出せない」
わたしも数年前までは同じでした。
暖房はエアコン頼みで、夜に電気代の通知を見て軽くため息…。
それでも寒さに負けて、温度設定を下げられないまま冬が終わる、というパターンです。
エアコンをメイン暖房にすると、消費電力400〜1000Wクラスの家電がずっと回り続けます。
「部屋全体を暖める前提の仕組みで、一人分の作業だけこなしている」
そう考えると、どこかもったいない感じがしませんか。
この記事では、そんな状況から抜け出すために、
- デスク下パネルヒーター
- 全身を包む「着る毛布(ゲーミング着る毛布)」
のセットで、「自分専用こたつ」=パーソナル・サーマル・マネジメント環境を作る方法をまとめました。
こんな人には特に相性がいい内容です。
- 在宅勤務が多く、一人のために部屋全体を暖めるのがバカバカしくなってきた
- 深夜までゲームをするけれど、電気代と冷えの両方が頭の片隅にある
- ヒーターの安全性が気になって、安さだけで暖房器具を選べない
後半では、Panasonicデスクヒーター×Bauhutte「ダメ着」を実際に組み合わせたときの電気代シミュレーションも入れています。
「暖かさは絶対に妥協したくないけれど、電気代は抑えたい」なら、そのまま読み進めてみてください。
なぜ「部屋全体」ではなく「自分だけ」を暖めるのか

最初に整理しておきたいのは、在宅ワーカーやソロゲーマーにとって「部屋全体を暖める」という発想は、かなり効率が悪いという点です。
空間暖房 vs パーソナル暖房
代表的な暖房器具の消費電力をざっくり並べると、こんなイメージになります。
- エアコン暖房:400〜1000W前後
- オイルヒーター:600〜1200W前後
- こたつ:300〜600W前後
- デスク下パネルヒーター:100〜200W前後
エアコンやオイルヒーターは「部屋という空間全体」を暖める前提で作られています。
一人でデスクに向かっているだけのときでも、天井付近までしっかり温めてしまう。
このギャップが、そのまま電気代のムダに変わります。
一方で、デスク下ヒーター+着る毛布の組み合わせは、
- 自分の足元
- 自分の体そのもの
だけを狙って暖める「パーソナル暖房」です。
空気全体ではなく、自分の体と作業スペースだけに熱を集中させるので、必要な電力はぐっと小さくなります。
「頭寒足熱」で集中力もアップ
もうひとつ大きいのが、昔から言われている「頭寒足熱」の考え方です。
- 頭:少しひんやりしている方が、眠くなりにくく集中しやすい
- 足元:しっかり暖めないと、血行が悪くなり冷えやだるさに直結する
エアコンだけだと、どうしても「顔まわりだけ暑くて、足元はスースーする」状態になりがちです。
デスク下ヒーター+着る毛布に切り替えると、
- 足〜腰:しっかりポカポカ
- 頭〜顔:熱気がこもりすぎずスッキリ
という、作業にもゲームにも向いた体温バランスに近づきます。
わたし自身、この組み合わせに変えてから「夕方なのにまだ頭が冴えているな」と感じる日が増えました。
Panasonicデスクヒーターを選ぶ理由【安全性と信頼性】
「パネルヒーター」と検索すると、3,000〜5,000円台のノーブランド製品がずらっと並びます。
価格だけを見ると、正直そちらに手を伸ばしたくなりますよね。
ただ、「足元に置きっぱなし」「布と距離が近い」暖房器具ほど、信頼できるメーカーを選んだ方が精神的にラクです。
わたしも一時期、安いヒーターを試したことがありますが、「これ、本当に大丈夫かな…」という不安がずっと頭の片隅に残りました。
そこであえて、Panasonicのデスクヒーター(DC-PKD4-HなどのDC-PKDシリーズ)を選ぶ理由を3つに絞ってみます。
1. PTCセラミックヒーターの安心感
Panasonic製品は、温度が上がるほど電気抵抗が増えて電流を抑えるPTC(Positive Temperature Coefficient)特性を持つヒーターを採用している(もしくは同等の安全制御を入れている)と言われています。
この特性があると、
- 一定以上の温度になると、物理的に電流が絞られ、異常な過熱を防ぎやすい
- 安価な製品でありがちな「表面が熱くなりすぎる」「プラスチック臭が強い」といった不快さが出にくい
という安心材料になります。
2. 安全設計が徹底されている
デスク下ヒーターは「つけっぱなし」にしがちな道具です。
だからこそ、安全機能の充実度は最優先でチェックしたいポイントになります。
Panasonicのデスクヒーターは、
- 転倒時に自動で電源が切れる転倒OFFスイッチ
- 異常な温度上昇を検知して止める温度過昇防止装置(サーモスタット)
- 万が一の時に回路を物理的に遮断する温度ヒューズ
など、二重三重の安全対策が入っています。
「足元でブランケットが触れるかもしれない」「子どもやペットが近づくかもしれない」。
こうした日本の家庭でありがちなシチュエーションを考えると、この安心感はかなり効いてきます。
3. デスク下に最適なサイズ感
一般的なオフィスデスクやPCデスクの足元(ニー・スペース)に合わせて、
- 高さ:約48cm
- 幅:約45cm
- 奥行き:約30cm
というサイズ感で作られています。
「暖かいのに、足を伸ばすたびにぶつかる」というストレスを避けつつ、下半身全体をカバーしてくれるバランスです。
「ダメ着」ことBauhutteゲーミング着る毛布が頼りになる理由
デスク下をPanasonicヒーターで固めたら、次は「体全体をどう包むか」を考えます。
ここで登場するのが、ゲーミング家具ブランドBauhutte(バウヒュッテ)の「ダメ着(Damegi 4G Next)」です。
「着る毛布って、正直どれも同じじゃないの?」
わたしも最初はそう思っていましたが、実際にダメ着を使ってみると、「あ、これは“ゲーマー用の仕事着”なんだ」と考えが変わりました。
1. 「可変ミトン」で指先の冷えと操作性を両立
冬場のPC作業で一番つらいのは、指先の冷えです。
手袋をしてしまえば暖かいのはわかっているのに、キーボードもマウスもスマホ操作も一気にやりづらくなる。
このジレンマ、経験したことがある人は多いはずです。
ダメ着 4G Nextは、
- 指先だけ出せる
- しっかり手全体を覆う
という切り替えができる「可変ミトン」システムを採用しています。
ゲーム中は指先だけ出してマウス&キーボード操作、
動画視聴やスマホタイムは手全体を覆ってぬくぬく、という使い分けが可能です。
2. 着たままトイレに行ける「ドロップシートシステム」
つなぎタイプの着る毛布で地味にストレスなのが、トイレ問題です。
一度全部脱がないといけないタイプだと、
- めちゃくちゃ寒い
- 面倒で着るのが嫌になる
という理由から、結局クローゼット行き…になりがち。
ダメ着の象徴的な機能が、着たまま用を足せる「ドロップシートシステム」。
お尻側のファスナーを開くだけでOKなので、
- 長時間のレイドバトル中でも
- 集中した作業時間の合間でも
ストレスを最小限に抑えつつトイレに行けます。
冬にありがちな「寒いから脱ぎたくない → 我慢する」という、あの地獄ループから抜けられます。
3. 「魔法瓶」のように熱を逃さない構造
高密度のベロアフリース生地を全身に使っているため、
- 自分の体温
- デスク下ヒーターからの遠赤外線の熱
を、ウェアの内側で循環させて閉じ込めるつくりになっています。
Panasonicヒーターの前に座ってダメ着を着ると、本当に「人間こたつ」に近い感覚になります。
電気代シミュレーション|どれくらい差が出るのか
「暖かそうなのはわかった。でも、電気代は本当に下がるのか?」
たぶんここが、一番スッキリさせたいポイントだと思います。
前提条件
ここでは、次のような条件でざっくりとシミュレーションします。
- 使用時間:1日8時間
- 使用日数:月30日
- 使用期間:冬の4ヶ月間(12〜3月)
- 電気料金:31円/kWh(目安)
エアコン暖房だけに頼った場合
仮に、エアコン暖房を1000W(1kW)で8時間使い続けたとします。
- 1000W ÷ 1000 × 8時間 × 30日 × 31円
- = 約7,440円/月
という計算です。
Panasonicデスクヒーターだけで暖房した場合
Panasonicデスクヒーター(消費電力:約165W)を同じ条件で使うと…
- 165W ÷ 1000 × 8時間 × 30日 × 31円
- = 約1,227円/月
まで下がります。
電気代の差額と「回収期間」
エアコンのみとデスクヒーターのみを比較した場合、
- 月あたりの差額:約6,200円
- 冬4ヶ月分の差額:約24,800円
という差になります。
仮に、
- Panasonicデスクヒーター:約1万円前後
- Bauhutteダメ着:約1.5万円前後
だとしても、1シーズン(4ヶ月)あればほぼ元が取れる計算です。
次の冬からは、毎シーズン「電気代が浮き続ける状態」になります。
※現実的には、真冬の厳しい日だけはエアコンを併用するケースも多いはずなので、
「エアコンの設定温度を抑えて、デスク周りはヒーターで補う」というハイブリッド運用がベストです。
今回紹介したセットはこちら(価格チェック用リンク)
ここまで読んで「これは元が取れそうだな」と感じたら、
一度、実際の販売価格もざっと確認してみてください。
- Panasonic デスクヒーター DC-PKD4-H(DC-PKDシリーズ)
- Bauhutte ゲーミング着る毛布 Damegi 4G Next
+αで足元の「死角」を埋めるアイテム
パネルヒーターと着る毛布だけでも、足元の環境はかなり変わります。
それでも最後に冷えが残りやすいのが「足の裏・つま先」です。
ここを埋めるために、以下のようなフットウォーマー系アイテムを1つ足すと、ほぼ無敵になります。
- USB給電式のフットウォーマーマット
- 足を突っ込めるスリッパ型電気あんか
- デスク下に敷ける薄型電気カーペット
海外ブランドであれば、Cozy ProductsやDr. Infraredのような、温熱製品に強いメーカーが選択肢に入ってきます。
日本国内では、Amazon・楽天で「フットウォーマー」「足元 ヒーター」などで検索すると、各社のモデルが見つかります。
たとえば、
- アイリスオーヤマ 足元あったかマット
- デスク下に敷ける薄型タイプで、スイッチ一つでオン/オフできる
Amazonで価格を見る 楽天で価格を見る
といった国内メーカー品を1つ足しておくと、「ついで買い」の満足度も高くなります。
「足首から先だけがどうしても冷える…」という人は、ここに少し足してあげると、本当にこたつから出られないレベルの環境になります。
具体的なセットアップ例【在宅ワーカー/ゲーマー】
最後に、実際にどんな組み合わせで使うと快適かを、ケース別にざっくりまとめておきます。
1:在宅ワーカー(Web会議多め)

- デスク下にPanasonicデスクヒーターを設置
- ダメ着は「上半身+下半身フル装備」で着用
- 足元には薄型フットウォーマーマット
- エアコンは20〜21℃の控えめ設定にして、室温は少し低め
この構成だと、
- カメラに映る上半身は普通のパーカーやシャツ
- 下半身だけダメ着+ヒーターでぬくぬく
という、完全に「上半身だけビジネスモード」スタイルが実現します。
2:深夜のPCゲーマー(長時間プレイ)

- エアコンは基本OFF(どうしても寒い日は弱めにON)
- デスク下ヒーターは中〜強モード
- ダメ着はフードまで被り、可変ミトンで指先だけ出す
- 足元にはスリッパ型フットウォーマー
この構成にすると、「部屋はそこまで暖かくないのに、自分はぬくぬく」という状態が作れます。
ヒーターの動作音も静かなので、家族が寝ている時間帯でも気を使いすぎずにゲームに集中できます。
まとめ:冬のデスク環境は「パーソナルこたつ化」から始める

冬の在宅ワークやゲーム環境を本気で整えるなら、
- 部屋全体を暖める「空間暖房」中心の発想から
- 自分の体と足元だけをしっかり暖める「パーソナル暖房」へ
という方向に、発想を切り替えてみてください。
その中でも、
- Panasonicデスクヒーター(安全・高効率)
- Bauhutte「ダメ着 4G Next」(全身を包む着る毛布)
- +必要に応じてフットウォーマー
という組み合わせは、
- 月6,000円前後の電気代削減
- 冷えによる集中力低下の防止
- 深夜でも家族に気を遣わず使える静音性
といったポイントをまとめてカバーしてくれます。
「今年こそ、冬のデスク環境を変えたい」と感じているなら、
まずはデスク下ヒーター+着る毛布のセットから整えてみてください。
一度この「自分専用こたつ」に慣れてしまうと、エアコンだけの冬には戻りづらくなります。
